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2017年4月

2017年4月18日 (火)

催事のご案内とポーチの作り方

夏のようなお天気です。天気予報で28度とか聞くと「今、何月だっけ?」と一瞬本当にわからなくなって焦ってします・・・・今週の金曜日はスプリングマーケットに向けて荷物を出す日だから今は4月ですね。
まさかこのまま夏に突入ということはないはずだけど、さわやかな春は本当に短いですね。

スプリングマーケット以外にも皆様にお知らせしたい催し物が2つあります。

西武渋谷店にあるおしゃれな手芸屋さん「サンイデー」 (4月19日現在、HPにはまだUPされていません)で「私たちが好きなキルト」の作品が展示されます。ケースの大きさがあるので全部の作品ではないのですが。
5月10日には「ハギレで作る小物入れ」のワークショップも予定しています。渋谷、めったに行くことがありません。自宅からだと地下鉄で行くのですがホームの場所も変わってしまって地下から脱出するだけで一苦労
せっかく渋谷まで行くのだから帰りはどこかに寄ってこようかな。
日程は4月25日~5月15日です。



銀座にある「森岡書店」で「斉藤謠子のハウス大好き」の作品が展示されます。森岡書店は1週間で1冊の本だけを売るおしゃれな本屋さん。
日程は5月9日~14日 時間は午後1時~8時
住所は銀座1丁目28-15です。

どちらも本の作品をじかに見ることのできる数少ない機会です。ぜひいらしてくださいね。



今日のメインはこちらです。スプリングマーケットに向けて「8の字ひっかけ金具で作る1枚布のポーチ」を作りました。キットにはもちろん作り方が入っているのですが、わかりやすさでは写真が一番。しっかり写真を写しながら作ったので紹介します。
ちょっと長くなってしまうのですがザーッと見てくださいませ。

出来上がりがこちら。大きな模様がおしゃれな綿麻キャンバス地を使っています。

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大きな柄なのでどこを使おうかなって型紙を置いて確認します。そういう時の型紙は半透明の素材が便利です。表面で場所を決めたら印は裏側に写します。

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柄に向きがあるので表袋布は2枚、中袋布は底を続けて裁ちます。


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表袋布の底を縫い合わせて縫い代は片側に倒します。


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ファスナーは布に合わせた色合いのカラフルファスナーを使用。中心に合印を入れます。


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表袋布にファスナーを中表にのせてしつけをかけミシンで縫います。
中袋布を重ねてから縫ってもよいのですが、まずは表袋布とファスナーを縫ってしまったほうが簡単のように思います。


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中袋布も重ねて、表袋布のミシン目を見ながらもう一度ミシンです。


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ファスナーつけには片おさえがねが必需品です。



ファスナーがつきました。


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端ミシンをかけます。

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ファスナーのもう一方も同じようにつけます。


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ファスナーがつきました。


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裏にひっくり返します。ファスナー部分を中心にして表袋布どうし、中袋布どうしをそれぞれ中表に合わせるようにします。
赤い線(脇)をミシンで縫います。そのとき中心のまるで囲んだ部分はファスナーが邪魔で縫うことができないのですが、それでOKです。

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底側(右側の丸部分)も2cmぐらい縫わないでおくとマチをつまむとき楽です。


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マチをつまんで縫います。


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4か所のマチを縫ったところ。


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表袋布と中袋布のマチ部分を縫い合わせると中綴じになります。


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マチの縫い代は切り落とします。

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表に返して口部部をつまんで縫います。


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中袋布はもたつくのですが適当に押し込んで縫ってしまって大丈夫


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タブを作ります。裁ちきりの接着芯(厚)をはります。

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縫い代を接着芯の通りにたたんでしつけをかけてミシンでおさえます。


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金具に通してミシンをかけます。(赤い線部分)


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ポーチの先にかぶせて手で縫いとめて出来上がり。


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見本は2つしか作れなったのですが他にもいろんな柄でセットを作りました。
小さいけどタブの色がポイントです。お好きな布で作ってもよいですね。


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こんなバッグも作りました。モノトーンが大人な雰囲気のバッグ。アリスのティーパーティの柄なのです。


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同じ形でクジラのバッグも作りました
これからの季節にピッタリ波の模様がマーカーで描いたようなとてもいい感じ

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今日紹介したバッグはスプリングの後には名古屋、大阪の催事でも販売する予定です。
お楽しみに

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2017年4月 4日 (火)

インドネシアに行ってきました

桜も咲いて春本番ですね。
ちょっと前まで花粉なんだか風邪なんだか、とにかく3割ぐらいのパワーしか出ていない感じだったのですが
数日前から花粉をほとんど感じなくなってすっきりです。
やっとブログを書く元気も出てきました~

つくしを見つけないと春の気分になりません。近所の道端で見つけて一安心

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今年はレンゲも見たいなあ。
子供の頃はよく見かけたのに、いつからか全然見かけなくなりました。
最後に見たのは数年前のはくたか(越後湯沢から金沢に行く電車)の車窓からの風景です。
市川近郊でレンゲが咲いているところ、ご存知の方がいらしたら教えてくださいませ。

さて、もう遠い事のようにも思えますが3月の初めにインドネシアに行ってきました。
斉藤の講習会のお供です。

羽田空港から8時間ぐらい。
映画を見ているうちに寝てしまい、しばらくしてからもう一度見直したけど最後はやっぱり寝てしまって・・・とかしているうちにジャカルタに到着。
空港に着いたら不思議なことに入国審査の前なのに講習会を主催してくれる方が迎えに来てくれていました
いろいろ日本とは違うみたいです。

空港からは車でホテルへ。ジャカルタの渋滞はなかなか大変です。毎日が大型連休初日の渋滞みたいです。

ホテルはリゾートのような雰囲気で緑がとてもきれいでした。

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特に気に入ったのは胡蝶蘭。大きな木に胡蝶蘭がくっついているのです。胡蝶蘭が外にあるだけでなんだかうれしいです。

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講習会の始まりに私まで花束をいただいちゃいました。

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会場の準備をしていたら棚の上に無造作に花束が2つ置いてあったので、予想はついていたけど・・・日本だとどこかに隠しておきそうですよね・・・うれしかったです。
私、花束もらったの初めてのような気がします。

斉藤が実演すると手元をしっかり見ようと生徒さんが周りを囲みます。生徒さんの熱気でクーラーの冷気が斉藤には届かず汗びっしょりでした。

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2日間の講習会の最後には卒業証書を渡しました。なぜか日本語。日本語の方がありがたみが増すみたいです。
右側は生徒さんが持ってきた斉藤の本の山。講習会にはサイン会が欠かせません。

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私の本を持ってきてくれた生徒さんもたくさんいらっしゃいました。
私の本と言えば・・・ちょっと話は変わりますが、編集の方からメールをいただきました。
スペイン語版がロサンゼルスの図書館(カリフォルニア州で一番大きい図書館だそうです)のスペイン語の本で最も人気のある10書に選出されたそうです。
スペイン語なので何が書いてあるかは全然わからないけど写真はしっかりわかります。
不思議な気分です。


話戻って、生徒さんが持ってきてくれた「すみれのキルト」2枚。
絶版になってしまった斉藤の本の作品です。とてもきれいにできていました。

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講習会場で記念撮影。斉藤がスマホで撮ったらみんなとびきりの笑顔。インドネシアの方たちは写真を撮るのも撮られるのも大好きで笑顔がとても自然です。
私も見習わなければ

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会場の外での写真撮影。

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最終日、夜遅くのフライトだったのでジャカルタの中心街にあるバティック美術館に連れて行っていただきました。
イメージしていたバティックプリントとは全然違うヨーロッパ風のデザインや気の遠くなるような細かいデザインのものなど、すてきな作品がたくさん。本物はちがうなあとつくづく思いました。
建物のタイルのデザインもキルトに生かせそうですよね。

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バティックプリントの作業も体験しました。

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溶かしたロウを図案の通りになぞっていきます。細いストローがついたようなものでロウを垂らすのですが、ロウはすぐ冷えて固まってしまって簡単にはいかないのです。美術館で見たような作品を作るにはどれだけの手間と時間がかかったのか、想像するだけで気が遠くなりそうです。

最後に食事の写真。バリの料理のお店で。

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大切なお客様をもてなすお料理だそうです。
バナナの皮をお皿のようにしておしゃれですよね。
真ん中のご飯を周りのおかずと一緒にいただいて、とってもおいしかったです

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