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2015年10月

2015年10月29日 (木)

来年のドームはピーターラビットです

 東京ドーム・キルトフェスティバルの前売り券の発売が始まりました。毎年言っていることですが本当に一年が早くてどうしたらよいのでしょう
来年のキルトフェスティバルでは斉藤謠子はピーターラビットの世界を担当します。
斉藤謠子製作のポスターです。
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まるで絵本そのもののような仕上がりですが全部アップリケと刺しゅうで作られているのです。
昨年のムーミンもなかなか大変だったけど、毛が生えていない分かなり楽だったのかも・・・今となってはそんな気すらしています。私は見ているだけですが
とても大変な作業ではあるけれど、アップリケの上に毛並みの刺しゅうが加わると一気に表情が出て来るのです。そしてキルティングが加わるともっと素敵になるはず。生徒さんとスタッフの作品、50点余りが展示されます。乞うご期待です

めざましテレビ(朝のフジテレビ)でイマドキガール(そう呼ばれているモデルさん)がタッセルを作りましたってリポートしていたのです。そんな話を職場でしたらタッセルメーカーと糸を撚るハンディヤーンツイスターのサンプルがあるよってことになり早速作ってみました。材料は家にある毛糸です。編み物も好きなのでセーターやマフラーなどを作った余り毛糸がたくさんあって、時々捨てちゃおうかなと思ったりもしたけど捨てないでおいてよかった。

まずは「よりひも」作り。
ハンディヤーンツイスターにしっかりと毛糸を結びます。
(商品ページは10月29日11時に表示されます)
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一人で作業をしているので実際に使っているところは撮影できません。
夜なので影もあってひどい写真でゴメンナサイ
ハンディヤーンツイスターの使い方は動画を見ると簡単にわかります。
https://www.youtube.com/watch?v=huOrrB9ccT8

「よりひも」の出来上がり。
並太毛糸を使ったのですが50回ぐらいギアをくるくる回しました。もう少し回してもよかったかも。タッセルは厚紙で作れるけれど、この「よりひも」は道具がないと難しそうです。
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タッセルメーカーを使ってタッセル作り
(商品ページは10月29日11時に表示されます)
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こちらは説明書がなくてもできるぐらい理屈は簡単。でもちょっとしたコツがあるのでぜひ説明書を見てくださいね。
並太毛糸を23回巻きました。

中心を結んで、溝にハサミを入れて毛糸をカット。やっぱり厚紙で作るより簡単できれいにできます。
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あっという間に3つ出来上がり
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バッグにぶら下げてみました
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スタッフのバッグです。ボタンがついてかわいい仕上がり
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クッションにもつけてみました。
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こんな本もあります。参考にしてくださいね。
手作りブックシリーズ おしゃれな手づくりタッセル
(商品ページは10月29日11時に表示されます)
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2015年10月21日 (水)

すてきにハンドメイド11月号

本日発売のすてきにハンドメイド11月号に斉藤謠子デザインのちゃんちゃんこが掲載されています。
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ちゃんちゃんこって言葉、最後に使ったのはいつでしょう。なんとも昭和な響きですが作品の仕上がりはとてもおしゃれです
表布、裏布ともオリジナルプリントを使ってミシンキルトですっきりと仕上げているのです。使用しているキルト綿は衣料用の厚手の綿なのでとっても暖か
縫い代は裏布を利用して始末して縁取りにはコーデュロイのバイアステープを使用しています。

基本作品
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応用作品
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作り方頁もとてもわかりやすいです。
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ミシンキルトをきれいに入れるためのコツはなんといってもしつけを丁寧にかけること。
テーブルの上に大きく布を広げて表布、綿、裏布がずれないようにたくさんの待ち針で留めてからしつけをかけてくださいね。外回りのしつけは絶対忘れないでくださいね

材料セットも販売しています。冬が来る前にぜひ
基本キルティングのちゃんちゃんこ(作り方なし)
応用丈の短いちゃんちゃんこ(作り方なし)

その他にもかわいいプリント布など新商品をUPしました。
ぜひご覧くださいね。キルトパーティオンラインショップ

第7回通信販売の準備も着々と進んでいます。
次回は斉藤謠子のオリジナルプリント、センテナリープリントを紹介します。全部で61種類。何をどう選べばよいのか迷ってしまいそう、ということで布の使い方がわかるように見本作品を作っています。お花や葉っぱに使えそうな優しい色合いの布やベース布におすすめの無地布感覚の布がたくさんです。
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セットの組み合わせにはいつも悩みます
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センテナリープリントは市川のお店では既に販売しています。お近くの方はぜひいらしてくださいね

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2015年10月17日 (土)

フックドラグのミニマット

日毎に秋の深まりを感じます。
空気が乾燥してきて喉の調子がいまひとつ。おいしいものをたくさん食べて風邪を引かないようにしないと
秋はおいしいものがたくさんですね。この秋、私が何度も買ってしまうのはシャインマスカットとアスパラガス。
日本と季節が反対のオーストラリア産のアスパラガスがお手頃価格で太くて柔らかくてかなり気に入っています。

久しぶりにフックドラグの作品を作りました。ご存知の方も多いと思いますが、フックドラグは細くカットしたウールを目の粗いキャンバス地に針でひっかけて作るものです。ウールの布を針にかけて引き出すコツさえつかめば簡単 これからの季節にぴったりです。
と言ってもウールのハギレをたくさん集めるのはちょっと大変です。それなら、初めての方も気軽に作れるキットを作ろうと思いまずは見本作りとなったのです。テーブルの上に置いておくだけでもかわいい鍋敷きです。

フープに張ってこんな感じで作ります。初めての方でも作りやすい直線だけの図案です。
出来上がりの写真は後日紹介します
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同じ材料でもう1枚作りました。
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曲線が入ったデザインなのでちょっと難しくなります。フックドラグのよいところは簡単なデザインがかわいく見えるところ。布を引き出すコツをつかんだらいろんなデザインに挑戦してくださいね。

今日は全部ウールで埋まったところから紹介します。途中の写真を撮らずに一気に作ってしまいました
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表面は細かい糸くずやウールの布の端がいっぱい
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ハサミできれいに余分なものをカットします 細かい糸くずやホコリが大変だけど一番楽しい作業かも
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すっきりしました。
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キャンバス地の縫い代を折り曲げて、大きさを測ります。
裏布に裁ちきりサイズの接着芯を貼ります。
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裏布をまつって出来上がり 裏布は私物です・・・USプリントやカントリー調のチェックがおすすめです
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見本ができたのでこれから説明書を作って第7回の通信販売で紹介する予定です。お楽しみに

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2015年10月 9日 (金)

両面プリントのトートバッグ

寒くなってきましたね。今日、キルトパーティにはムートンのブーツを履いてきたスタッフもいましたよ 
ジャケットを着るようになると肩にかける布バッグが服装に合わないような気がして、久しぶりに短い持ち手のトートバッグを作ってみました。

こんなバッグです
ポケット、もう少し下につければよかった。でもこのアンバランスなところがよいと思えなくもないです。
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色違いもあります
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最初はこの水色のバッグを紹介する予定で写真を撮っていたのです。
でも出来上がってみると、あれーっ内側の方がかわいいと気がついてしまい色違いで作り直しとなったのです。
内側はこんな感じ。これを表面と呼ぶにはマチや持ち手のつけ方に無理があるのです。
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使った布は英字と水玉の両面プリント。英字柄に天地がないので以前紹介した鳥のプリントより頭を使わなくてよいです。両面プリント 
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ブルーのバッグはこちらの布 両面プリント
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では作り方。まず布をカットします。最初に横糸を見ながら糸目に沿ってまっすぐ切り揃えると後の作業が楽になります。
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バッグ本体は47㎝×86㎝ 布の耳を利用するので耳が白くない側から裁ってくださいね。
持ち手は7.5㎝×26㎝を2本
ポケットは23㎝×26㎝
寸法はすべて縫い代込み。線は引かずにロータリーカッターでカットしています。

ポケットの口部分を3㎝折ってミシンをかけて残り3辺は1㎝裏側にアイロンで折っています。
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ポケットをバッグ本体にミシンで縫いとめます。上、横とも端から9㎝のところに載せています。
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中表に半分に折って脇を縫います。縫うのは端から1㎝ぐらいのところ。縫い代を片側(耳ではない側)に倒して端ミシンをかけます。
布の耳でもう一方の縫い代を隠しています。ミシン糸が見えにくいので赤い線を入れてみました。パソコンはまるっきり苦手な私ですがペイントで線を入れてみたら簡単にできてちょっとうれしい気分
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底は端から2㎝のところを縫います。片側(脇とは逆に縫い代を倒すにはどっちの縫い代を切るかを考えてくださいね)の縫い代はミシン目より1㎝残して切り落とします。後でマチをつまむのでじゃまな端部分はカットしています。
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2㎝の縫い代でもう1枚の縫い代をくるんでミシンで押さえます。
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マチの幅は12㎝。5㎜ぐらいのところにもう1度ミシンをかけて縫い代を1㎝ぐらいで切り揃えます。今回初めてほつれ止め筆ペンを使ってみました。糊のような液体が筆からにじみ出て来るので、布の端に塗ります。しばらくすると乾いて固まるので縫い代がほつれにくいという仕組み
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持ち手を作ります。せっかくだから2本で使う面を変えてみました。両端1㎝のところに印を入れます。
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2㎝ぐらい折ってアイロンをかけます。
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手前側をかぶせるように折ってマチ針で留めます。印を目安にしてくださいね。
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折った部分と両端にミシンをかけます。
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持ち手の端もほつれ止めペンで縫い代がほつれないようにしておきます。この筆ペンはナイロンテープなどにも便利そうです。
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口部分を4㎝表側に折ってアイロンをかけます。
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端を1㎝折ってしつけをかけ、持ち手は内側においてしつけで留めます。持ち手の間隔は10㎝です。
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赤い線がミシンの縫い目の位置。口部分の上下に端ミシンを表からかけて出来上がり
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用尺は50cm。糸はギッターマン701を使っています。
以前紹介した両面プリント、鳥と丸い模様のバッグよりずっと簡単半日かからないで完成です。布をお買い上げの方に簡単な作り方のコピーもプレゼントしています。参考になさってくださいね。
その他にもブログで紹介したヨーヨーのクリスマスツリーのキットや素朴なパターンが作れる布セットなど新商品がUPされました。ぜひご覧くださいね。
キルトパーティ・オンラインショップ

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2015年10月 3日 (土)

第6回通販が始まりました

今日は日差しが強くて暑いぐらいの陽気でした。季節の変わり目は何を着てよいのか迷います。夏の延長のような麻のブラウスを着て電車に乗ったら、周りの人たちは秋の装いでちょっと反省。夏物はそろそろしまわないといけませんね。

第6回の通販が始まりました。今日はレッツトライ、ミッドナイトクリスマス2を紹介します。キットにはちゃんと作り方コピーが付いているのですが、プロセスの写真をご覧いただくのは文章を読むより簡単と思います。ぜひ参考にしてくださいね。

Quilt Party (The international site)

2回目はトナカイとツリーの飾りをアップリケします。
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まずは裏面を見てツリーのアップリケの針目から縫い代を7ミリぐらい残して土台布をくり抜きます。そのまま土台布を残しておいてもよいのですが、くり抜いた方がキルティングが楽だと思います。
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丸い飾りは丸い布に十字のアップリケをして、台紙をくるみます。台紙はマルチデザインペーパーで作るのがおすすめです。
縫い代部分をぐし縫いして台紙をくるみアイロンをかけます。小回りのきく小さめのアイロンが使いやすいです。
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台紙を抜いてから好きな位置に載せてアップリケしてくださいね。
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トナカイはまず正確に型紙を取ります。マルチデザインペーパーをコピーの上に載せて図案を写して型紙を作ると簡単。マルチデザインペーパーは半透明で鉛筆でも書きやすいのです。型紙を置いて布に印をつけるときも布の模様が透けて見えるので、柄を意識的に使いたい時に便利です。
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2回目はトナカイと飾りをアップリケして終了です。次回はボーダーのピースワークです。
完成予想図よりは複雑なパターンをつなぎます。ぜひ2回目までをきちんと仕上げておいてくださいね。

パッチワーク通信で連載されていたミステリーキルトも全容が明らかになりました
想像していたイメージとは似ていましたか?
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こちらも次回はボーダーのピースワークです。周りにボーダーがつくと中心のお花が映えて豪華になります。
お楽しみに

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