危機管理
3月11日、東日本大震災から3年を迎え、未だに復興の進まない様子を見て、一日も早い復興をと改めて思いました。
さて、そんな11日、私は年に1度の健康診断でした。
私は、バリウムの検査が大っ嫌いです
ドロドロした白い物なんか飲めないし、ゲップを我慢しろって言う割には、横から変な棒が出てきて、胃をグイグイ押すんですもの
バリウム検査から逃れるためなら、何だってするわそれに、バリウムの検査をしたって、どうせ毎年「精密検査を受けて下さい」と結果に書かれてくるのです。
なので、バリウムの検査はキャンセルするのですが、検診が終わった足で内視鏡の上手な個人医院に行きまして、胃カメラの予約をするのが、毎年の恒例となっています
そこの病院では、麻酔を使って寝ているうちに検査が終わるので、苦しくもなんともないこれまで2回やりましたけれど、完全に寝ている間に終わるので、とっても楽ちん
今回もそこで胃カメラの予約をしようと、駅からタクシーに乗りましたら、運転手さんが、とても愛想の良い方で、「今日は3月11日ですね。今日は、一日中震災のニュースばかりやってますよ。」と言う。
「そうでしょうね~」
「あ、お客さん、良かったら、これ、差し上げますよ!」
と私の手に何やらA4サイズの紙が数枚とじられた束を渡された
何かと思って見てみると
運転手さんがご自分で作られた「緊急避難マニュアル」である
1、身につけておくもの
2、非常持ち出し袋の内容
などなど、ご自分のご実家が昔、被災された時の経験をもとに、ご自分で考えて作られたそうです
非常持ち出し品として、書き出された見出しの番号が、「1.2.3・・・」の数字ではなく「あ、い、う、え、お」を使ってしまったので「おカンパン」となってしまっているけれど、なかなか細かい所まで書あるのです焼け野原になった時の事を考えて、家や土地の権利書などもコピーをしておく事だなんて、予想もしておりませんでした。勉強になります
そして、次々捲っていきましたら、「花粉症対策」「熱中症対策」とありまして、これもご自身の奥様や同僚の方で試した「グァバ茶」の効果をきちんと報告しているのです。そして、どこで売っているかの情報まで書かれております。
花粉症でお悩みの皆様、花粉症には「グァバ茶」が大変効くそうですよ
運転手さんは、実に楽しそうに説明して下さるのですが、頼むから前を見て運転して欲しい・・・7割は私の方を向いている気がするんですもの
そして、巻末は「年末の大掃除の予定表」となっておりまして、左側は、いつ頃にどこを掃除するのかと言う事がかかれておりますが、右側は掃除とは関係ないけれど、年末にしておかなくてはいけない事が一覧となって書かれておりました。
その右側の項目の中に「年末ジャンボ宝くじの購入」というのがあって、そんな事まで書くんだ~、ちょっと面白いな~と思って見ていたら、「美容院・床屋」という項目が目にとまりました
そこに、「私は12月15日に済み、嫁さんはまだ」という赤ペンの書き込み
奥さんは、いつ行かせてもらえるのかなぁ・・・
と、思った所で、病院に到着
「それはね、完璧ではないんですよこれから、振り込め詐欺と原発事故について追加する予定があったんですがね・・・」と実に残念そう
もし、この運転手さんに一ヶ月後に乗車したら、電話帳位の厚さになっていると思います
乗りたいような乗りたくないような・・・
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