甘え上手
私は、この秋、44歳なったしかし、キルトの腕前は上達するどころか、衰退の一途をたどっている・・・老眼のせいなのかなぁ・・・
特に、私はピースワークが苦手で、アップリケの方がまだ良いなぜならば、多少ずれてしまっても何とかなるからです。そして、絵のように出来あがっていく感じも好き
ピースワークは幾何学模様になるパターンが多いので、1個のパターンはずれていなくても、4個合わせたら四角になるはずの所がちょこっとずれるとすごく恰好が悪い気がしてしまうのです
そんな私が、何故か次回の通販で紹介する小さなキットの見本を苦手のピースワークで作る事になりましたピースワーク、キルティング、ファスナー付けまでは調子が良い
船本に確認してもらいながら進めて行きますが、いよいよ、仕立ての段階となりまして、タブをはさんで、両脇を縫う。この段階ですでにちょっとずれております
マチを4箇所もきちんとつまめる気がしません・・・
取り合えず、自分で線を引き、待ち針をうって、しつけをかける。
ここで、44歳、甘えん坊の私は閃いた
そうだ、8月に別に構えていたアトリエ隊が社内に引っ越してきたのだアトリエ隊にミシンを借りに行ったら、こんな不器用な私を不憫に思って、縫ってくれないだろうか・・・・
そんな淡い期待をして、アトリエをノックして、ドアを開けたら、なんと斉藤謠子が出先から戻ってきておるではないですか
「あーんせんせーい、ここのマチをつまんで縫いたいんですけどぉ、何だか上手に縫う自信がなくて、これで縫っちゃっても大丈夫でしょうか・・・」
「どれどれ、ちょっと見ましょう。こういうところはね、しつけをかける前に、ちゃんと目打ちで中を整えておかないと綺麗に縫えないのよ。」と、ぱぱっと手直しをしてくれる
「これでミシンかけたら大丈夫よ。林さん、縫う?」
「いいえ、先生、あと5歩も歩けばミシンでございますので、お願いいたしますぅ・・・」と斉藤の背中をそっとミシンの前まで押していくそして、大変綺麗に仕立てられた見本が出来ました
アトリエを去る際、新人のアトリエスタッフに「Yさん、こういう生き方もあるのよ」と言ったところ、「大変、勉強になりました
」と言ってくれましたが、あなたはこれから私に甘えられる人物に育っていただかなければならないのですよ
縫う事以外の他のトラブルでは助けてあげるから、キルトに関しては立派に助けてあげられる人に育ってちょうだいね
さて、少し前にWEB限定で発売した「ソフトレザー革持ち手」¥945(税込)を使って、次回の通販の見本を作ってみたのですが、この持ち手、最高に縫いやすいんです!本革なのにミシンでサクサク縫う事ができ、出来上がったバッグも重さがかかっても手が痛くない。縫う時もロングタイプの仮止めクリップでちょっと押さえておくだけでずれることもなく、ミシンの針目も一定に縫えますよ。
仮止めクリップのロングタイプもソフトレザー革持ち手も次回の通販でご紹介予定です。
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