結果発表
4月27日土曜日、江戸川の河川敷で行われた「春季訓練競技大会」の団体戦に、我が家の次男坊、栗太郎が選手として出場しました昨年、一昨年と優勝を逃しているので、今年は何としても優勝したいと、練習を始めたのは今年の1月。
我がクラブからは、Aチーム、Bチームの2チームが出る事になっておりまして、Aチームというのが、優勝を狙ういわば「精鋭」の集まりとなるわけです
昨年、栗太郎はBチームで出場し、何とかかんとか逃走もせず、既定の協議をこなしておりましたが、Aチームとなると内容がめちゃくちゃ難しい我が息子にそんな大役が務まるのだろうか・・・
そう思いつつも、「Aチームでやってみたい」という私の気持ちもあって、頑張ってみる事にしたのですが、今年のAチームは、栗太郎だけではなく、ちょいと問題を抱える子が多くて何度やってもバラバラ・・・脱走したり、ほっつき歩いたり、座ったまま微動だにしなかったりと、なかなか練習がうまくいかないそのうち、何だか人間の気持ちもギスギスしだして、「○○ちゃんが遅いから、みんなずれるのよ
」とか、「○○ちゃんが早すぎるから、合わせられない
」とか、それぞれ、自分の子が可愛いもんだから、人のせいにしてしまうのです
それに加えて、唯一の練習日である日曜日が雨という日が多く、思ったように練習ができない。そうすると、ますますぶつけようのない、不安と焦りで人間関係があやしくなりだします栗太郎も、フラフラとやる気のない感じ
思い立ったようにやってみたり、ボーっとしてみたり・・・
我がAチームは、もうCチームと呼んで欲しいほど、バラバラでまとまりがない挙句の果てには、本番の一週間前は、1頭が辞退してしまい、10頭が9頭になってしまったのです。そうなると、すべてのフォーメーションが変わってしまうので、みんな頭の中が真っ白・・・
ただの1度も成功しないまま、本番の日を迎える事になったのです本番直前まで練習をしましたが、最後の練習にもかかわらず、1頭がほっつき歩き、それを見た栗太郎は、待たなくてもいい所は座り込み、待たなくては行けない所は、不安になってひたすら私についてくる
犬だけではない、一週間前に変更になったフォーメーションで右と左のわからなくなった人間が、あらぬ方向に犬を連れて歩きだす・・・
もう、これは、最悪だ栗太郎のチンタラぶりも、どうにも手に負えない
だが、しかし、私の心の中にふっと何故だか「栗を信じる」気持が生まれつつあったのです
そして、最終の最後までただの一回もうまくできず、本番となったのです
会場に入る前、私は全然緊張していませんでした。音楽が鳴りだして、何だかとっても楽しくなってきたのです。栗の前に右手を差し出して、「できる人!」と栗に聞いたら、右手を手のひらに載せてくれた、「じゃあ、頑張ろう、行くぜ!!」とがっちり栗と握手をして会場に内に駆け足で入っていく。
今回の競技内容は、本当に難しかった。足の間を8の字にくぐらせたり、寝ころんでいる人の上を飛ばせたり、競技のほとんどをリードなしで行わなければならなかったのです。
マテの号令もカッコ良く決まりました!
リードがついていなくたって、ぴったりと付いてきてくれます
あんなにやる気のなかった栗太郎が、競技が始まったら、一生懸命私の言う事に耳を傾けてくれている。大きな声で指示がでると、パッと動いてくれるのですそして、出来ると得意そうに私の顔を見上げてくれる
(ちっちゃいですが、一番左が栗です)
あっと言う間に7分の競技が終わったら、審査員が拍手をしてくれていました
色々と細かいことを言い出したら、きりがないけれど、大きな間違いもなく、全員がAチームの役割を果たせたように思います。自分の子しか見ていないから、良く分からなかったのですが、回りのみんなが「凄かった、今までで一番良かった」と口々に言ってくれる
他のチームの競技を見ているうちに、周りのみんなが「もしかしたら、Aチーム、優勝行けるんじゃない」と言い出した。
まさか!相手はプロのドッグトレーナーの集団が、ゴールデンレトリバーやシェパードなんかを引き連れているんだぞ。
ところが、その「まさか」は的中しちゃったのです
私達、なんと、優勝しちゃいました
これが、今年の精鋭達です
栗ちゃんとトロフィーを持って、記念撮影
ホントにホントにありがとう甘えん坊の栗が、こんなに立派になってくれて、母は大変嬉しいです
栗はやっぱり自慢の子でした
そして、栗の練習ばかりで、いつもお留守番をしてくれていた小哲兄さんにも感謝、感謝
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