出番を待っています
「鞄の中にいつも小さなスプーンを入れておくと便利なのよ」
そう言ったのは、私の母
いったい、どんな場面で使うのかしら・・・・
このスプーンは、タイに出張に行った時、飛行機の機内食についてきたデザート用のプラスチックスプーン何となく大きさが気に入って、鞄の中にしまい込んだのです
なぜならば、以前、台湾に出張に行った時だった。講習会の朝に斉藤謠子が「あら!スプーン忘れちゃったわ!」と言ったのだ
斉藤謠子がいうスプーンは、プラスチック製のスプーンで、しつけをかける時には欠かせないアイテムだ
本来ならば、お伴の私が予備のスプーンをサッと差し出さねばならないのだが、心底ボーっとしている私が持っている訳もなく、近所のコンビニへと猛ダッシュしたのだそして、レジの脇に立っている小さなスプーンを指さして、「モア ビッグ!モア ビック!プリーズ!」と叫んだところ、レジのお兄さんは、なんと「レンゲ」を持ってきたのだ
さすが、台湾
「そうそう、こうやって、しつけをかける時はね・・・って、違うわよ」
なんとかかんとか、その時はレンゲじゃないスプーンを譲り受けて、事なきを得た
その記憶があるから、タイの時には、自分の裁縫道具には斉藤謠子以上に道具を詰め込んだけれど、荷物に押されて割れてしまう事もあるかも・・・
そう思って、そっと鞄の中に入れたのです
それ以来、ずーっと私の鞄に入っている。
先日、ずっーと気になっていた事を母に聞いてみた
「ねぇ、そのスプーンてさ、どんな時に使うの?」
「人からソフトクリームもらう時があるじゃない、その時に便利なのよ」
人からソフトクリームをもらう場面など、私にやってくるかなぁ・・・・
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