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2011年2月

2011年2月25日 (金)

ざぶいっ!

台湾二日目の朝カーテンを開けると雨しかも、とても寒そう

台湾は沖縄よりも南だから、暖かいに違いないとダウンはやめて、少し厚手のコートを着てきた。持ってくる洋服だって、そんなに暖かいものは持ってきていない。出発の朝、日本はとても寒かったから、ジーンズの中にヒートテックのインナーを履いてきた。格好良く言えば、インナーだけど、いわゆる「ズボン下」です

台湾で「ズボン下」を履いている人は、数少ないでしょうもしかしたら、これから晴れて暑くなるかもしれないし・・・暑くなった時のズボン下ほどやっかいな物は無い。脱ぎたくても簡単には脱げないのだ悩み抜いた結果、「ズボン下」を履いておくことにした。これが、後に大正解となるのです

今日の予定は、「故宮博物院」と千と千尋の神隠しのモデルとなった「九分」への観光

ホテルのロビーに集合して、迎えのマイクロバスを待ちます。昨日、ガイドさんが言っていたっけ、「文華交通」と書かれた、白とブルーのマイクロバスが来ますと

「あ、来たんじゃない?ってまさか、あれじゃないよね?・・・」という船本

シャンデリアが着いた、豪華絢爛なグリーンの車体にブルーのラインが入った二階建てのバスが、ホテルの前をゆっくりと過ぎていきます確かに「文華交通」と書かれてあったけれど、二階には、朝だと言うのに、ビールで真っ赤な顔をしたオッサンがたくさん乗っている。まさかの相乗り?一階部分がキルトパーティ?恋は絶対芽生えないだろうけれど、そんな保障はない。

一瞬、驚いたけれど、すぐに後ろから白いマイクロバスがやってきた良かった、相乗りじゃないわ

博物館は平日と言うのに、ものすごい混雑ここで有名なのは、翡翠で作った「白菜」と「豚の角煮」の彫刻。これだけは見ておかなくちゃ

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チケットの販売場所が分からず、12人が右往左往結局、英語の出来る、折見と船本が人数分の受付をして、ヘッドホンを持って来てくれた。ここの博物館にはすごいシステムがある。代表者の首に小さな機械を付けておき、展示物の前で番号と再生ボタンを押すと、その作品の説明が日本語でみんなのヘッドホンから流れてくるのですなので、代表者から離れないでみんな一緒に歩くようにとの事なのですが、最初はそれがよく分からないまま、代表者を決める事に。そして、なぜか船本に決定そして、船本の首には機械がぶら下がった。そして、斉藤は「船本さんが説明してくれるんだって~。」と言い放った・・・

なにを説明してくれるんだろう・・・「これは、たぶん、壺よ」みたいな事か?

そんな不安に駆られながらも、いよいよ展示室へ。が、しかし、すごい人。ラッシュ時の車内のようで、あっという間に12人が分解されてしまいました私は、船本から流れてくるという説明が聞きたくて、離れずに付いていったのですが、なかなかうまく作動しない。他の人の声が入ってきたり、中国語の説明が流れたり・・・。しばらくして、電波の状況が良くなったのか、うまい事日本語の説明が流れるようになりました。

有名な翡翠の「白菜」と「豚の角煮」の前は黒山の人だかりそれを見るために、何分待った事でしょう。こんなに待ったのだから、しっかり目に焼き付けたいと、白菜の前に立った時 「あれ?前に見た時より、ちょっと小さくなってる。」という船本。んな、アホな私はその説明を聞くために、ずっとついて歩いていたのだろうか。本当に面白い人だ

4チームほどに分解してしまった私達、でも、心配はない。売店に行けば絶対に会えるのだ。案の定、売店に行くと、大御所様達が翡翠のネックレスを首にあてつつ、鏡を覗いている姿を発見さすがです

最後に集合写真をパチリ

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そして、またバスに乗り込み、今度は1時間程の場所にある「九分」へと向かいます。九分は台湾の北側に位置し、高い山の上にあります天気が良ければ絶景なのでしょうけれど、降りたときには、嵐のような雨と風寒いなんてもんじゃない歯の根も合わないような寒さズボン下を履く事に決めた自分を心底誉めずにはいられない

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バスを降りて直ぐ、「あらイカよ」と、一件目のお土産物屋さんで焼きイカを買う斉藤姉妹。売り子のお姉さんの手さばきを見たところ、これは持ち帰りではなく、ここで食べるような物らしい

「林さーん。食べるぅ?」

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「はいはい。いただきます。」

千と千尋の神隠しモデルになったというこの町は、狭くて坂と階段が多い足の悪い私に喧嘩を売ってるとしか思えない程、足下が悪いお天気が良ければ、景色を楽しみながら、ゆっくりと観光できたのでしょうけれど、寒さで動きの悪くなる足が心配とにかく、転ばすに歩くことだけに集中転んで、階段でも転げ落ちたら、おみやげ物のチャイナドレスを着て、この後を過ごさねばならないのだ。それだけは勘弁気を付けなければ・・・・

午後2時半に長い階段を下った所の警察署の前にマイクロバスがいるので、そこに戻らなければならない。今日は、ガイドさんがついていないし、バスの運転手さんは、中国語しか話せないその運転手さんがバスから降りる時に、線書きの超簡単な地図と14:30警察署と書いた紙を折見に渡してくれたのですが・・・

ところが、降りる階段がいっこうに見あたらないお天気が良ければ、若者が走り回って階段を見つけておくけれど、この寒さと雨ではそうもいかないのです。

一時を過ぎたので、とりあえず、見た目が綺麗なレストランに入って昼食あまりに寒いので、暖かい麺類が食べたいのに、そんな物が一切ない。仕方ないから、ちょっとは汁っぽい肉ご飯を頼んだら、写真と違って肉ばっかりで汁がほとんどない

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暖房をつけようとしたら、暖房ボタンはあるのに機能しせず、少しも暖まる事ができないあげくに、食事中も帰り道が分かるかどうか、気が気でない

特に、折見には、「ああしたら?」「こうしたら?」みんなが帰る方法について、各自のアイディアを言ってくれるけれど、実行は難しいのだ英語と台湾に来ている回数で勝手にみんながガイドに仕立てあげてしまった折見。ごめんね、兄さん、手伝えなくて・・・結局、ガイドさんに携帯で連絡をとり、階段の場所を聞き出して無事に帰れる事になった。ほっ

それからは、足取り軽く、一気に警察へ向かって階段を下りていきます転ばない様にしなくっちゃだわ。私

一気にマイクロバスに向かうかと思いきや、途中のドライフルーツの店にはまるドライトマトだの、ドライ里芋だのを手に取る「5個買ったら1個おまけ」の売り文句に完璧にやられている。結果、わんさかドライフルーツを買ってバスに乗り込んだ

九分はどんな所かと聞かれたら、「赤い提灯が下がっていて、寒い所」としか私は答えられない・・・

つづく

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2011年2月21日 (月)

エンジン全開!

  残念ながら、この旅行は3日間とも雨到着した時も、結構な雨が降っておりました

とりあえず、マイクロバスに乗り込んでホテルへと向かい、一旦、荷物を預けますそれから向かったのは、台北の原宿と言われる西門町日曜日と言う事もあって、とにかくすごい人・人・人活気があるのね、台北は

何となく12人揃っての行動が難しくなってきたので、自然に二つのグループに分かれます。斉藤率いる大御所チームと折見率いる若手チームに分かれて、早速、買い物スタート

ここにやってきた目的は、「靴」

11月にやってきた時に見つけた靴屋さん。私の世界で5本の指に入る変な形の足にもよくフィットして、ここの靴なしでは暮らせないほど履き心地が良いその靴屋さんにやってきた。斉藤の事を覚えていてくれた店員さん。顔を見ただけで1割引してくれたそれなのに、誰とは言わないが、「ジャパン!ジャパン!遠いね~。ALL、ALL。みんな一緒に買うのよ~、ダウン、ダウーン、プリーズ、ダウーン」と値下げ交渉を始めた人がいた。おじさんオニイサンみたいな店員さんが明らかに動揺しつつも300円ほどの値下げをしてくれた言ってみるもんです

その後、あまりの人の多さに、タクシーで夕食の予約をいれているお店の近くまで移動

夕食は、小龍包で有名な「鼎泰豊」の本店です

そこの側には、可愛い洋服屋さん「a la sha」と、とっても美味しいお茶屋さんがあります。「a la sha」は台湾ブランドの洋服で、おもちゃ箱から出てきたようなとてもユニークなデザインが特徴

大御所グループ、エンジン全開で買い物がスタートレジが終わっても、誰かが試着をしている所を見ると、「あら!それいいわね!他に何色があるの?」と、またしても買い物が始まる。全員が全員、この調子。誰かが試着をする度に、もう一回買い物が始まる。レジと店内をグルグル回転。一生この店から出られないような気さえしてきます。さっきも見たぞ、この光景まるでデジャブだわそして、この店で私達の一番人気となったのが、こちらのパーカー。

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宇宙人を肩車しているみたいに見える面白いデザイン私が最初に買ったその後、何だか知らないけれど、みんなのツボにはまり、一番多い人は、色違いで3枚もお買い上げ。合計したら、一体キルトパーティだけで何枚売れたのだろう・・・台湾人もびっくり。宇宙人もびっくり後ろ髪を引かれつつ、やっとこの店の呪縛から逃れて、お茶屋さんへ向かいます。

お茶屋さんは、毎回訪れるお店です。ここのお茶はとっても美味しくて、日本で飲んでいたウーロン茶やジャスミン茶は全然イケテない事がよーく分かるのですおすすめは「阿里山」というウーロン茶ですが、前回、買ったばかりですので、今回はジャスミン茶を買いました。ジャスミン茶も化粧品の様な変な臭さがなく、すっきりとした良い香り

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両手一杯にお茶を買った後は、お店の奥でお茶をいただきます。本格的に入れてもらうお茶は本当に美味しい一日歩き回ったから、このつかの間の休憩はとってもうれしい。お兄さんに聞いた所、台湾のお茶菓子はやっぱりパイナップルケーキなのだそうです。それを聞いたら「どこのが美味しいかしら、買って帰りましょう。」

まだ、買いますか・・・初日でっせ。

そんなこんなで、夕飯の予約時間を迎えたので、パイナップルケーキはまたにして、「鼎泰豊」に向かいます。ここは、何時に来てもこの人だかり。予約していて良かった

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そして、ついに、楽しい夕餉の始まりです小龍包み、餃子、野菜炒め、チャーハン、ゴマ団子などなど、美味しいご飯にご満悦そして、足りなくなったビールを追加したい。

ユーキャンで中国語を勉強した折見が中国語で頼むと言う。

「給啤酒二個!」

「給啤酒二個!」とお姉さんが繰り返す。通じてるっ

めっちゃカッコイイユーキャンってすげーっビールだけは頼めるんだと言う折見。しかし、この折見の中国語に何度も助けられるのだ。恐るべし、ユーキャン

お腹いっぱいになった後は、ホテルの近くのマッサージ屋さんに向かいます。12人が一気に入れそうもないので、斉藤チームと林チームの二手に分かれて、別々のマッサージ屋さんに向かいます。

ところが、私が張り切って先導したマッサージ屋さんは、満員で今日はできませんと断られるここで、「ジャパン!ジャパン!遠いね~!やって!やって!」と言えるわけもなく、仕方ないので、タピオカでも飲んで帰ろう

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とっても美味しいけれど、タピオカを飲むのにはストローが細いそのため、吸引力が問われる

さて、美味しいタピオカで元気が出たぞ。明日もこの調子だ

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2011年2月17日 (木)

ただいまっ!

2泊3日の台湾旅行から、無事に全員戻って参りました

斉藤謠子を含め、キルトパーティのスタッフ10名と、斉藤のお姉様とお友達をプラスした計12名。女ばかりの台湾旅行

買って、食べて、飲んで、笑って、揉まれて、眠り、また食べて、買う

そんな旅の様子をちょっとずつご報告

今回は羽田空港から出発となりますまずは、朝8時45分に羽田空港に集合

それぞれの荷物が気になるところ

おそらく、このブログを呼んで下さっている方が一番気になっているのは、船本のバッグでしょう

前の日、会社の前にある100円ショップで買い物していたら、船本に出会った

「あのビニールのバッグが無いんだよねぇ。探してるんだけど、どこにも無いの。」

えっ!マジで

「まさか、旅行には持って行かないよ。家でウールの生地を整理するのに良いなと思ってさ

それなら、いいけど・・・ホントでしょうね

会計の外に紙袋のコーナーを発見し、黒と白のギンガムチェックのビニールバッグを本当に買っていた船本

明日はどんなバッグで来るのだろう

そんな私も荷造りをしてみたら、ボストンバッグで十分な量の荷物だったけれど、買い物をしたら即アウトそれに、パジャマを持たなくてはならない事を忘れていた

今回は、ツインの部屋で、それぞれあみだくじで決めた相棒がいる一人なら、パンツ一丁で寝たって構わないけれど、今回はそうも行かない

確か、ホテルにはバスローブがあったような気がするけれど、石原裕次郎でもないかぎり、バスローブは似合わない寝ても良いけれど、起きた時には腰ひも一本になっている可能性大同室の河野が卒倒するといけないわ

出来る限り軽いパジャマを探してみたけれど、何だか、学芸会の馬の足でも出来そうなスパッツくらいしか見あたらない前足なのか、後ろ足なのかと聞かれたら困るようなスパッツもし、ホテルが火事にでもなったら、腰ひも一本で逃げるか馬の足で逃げるか・・・

やっぱり馬の足だわ

急に荷物が増えたし、トランクで行きたいなぁ・・・

前日に、手当たり次第スタッフに聞いてみたところ、大きめのトランクで行くという山本を発見

それならば、私もトランクで行こうこれでトランクなのは私一人じゃないぜ

そして、当日の朝、ヨロヨロとトランクを引きずる私を見かねて、夫が羽田まで付いてきてくれた私の夫は、大変に優しい優しいけれど、咄嗟の判断をいつも間違えるだから、本当に重要な時は夫の車はとても危険

なので、今回も電車に一緒に乗って、羽田まで付いてきてもらったのです

案の定、日本橋で浅草線に乗り換えようとしたところ、私を成田空港方面にグイグイと押す夫

「そんなに成田に行きたければ、一人で行って私は、今日は死んでも羽田に行くっ

台湾なら、パスポートとお金さえあれば、(馬の足なんか無くたって)2泊くらいは何とかなる

そうこうしている間に羽田に到着出来たばかりの空港はとっても綺麗

電車を降りたところで、船本と河野に出会う

まずは、船本がビニールバッグではない、普通のボストンバッグである事を確認

たぶん私達は一番乗りではないけれど、相当早く着いただろうと見渡すと、すでに全員集合しているではないかまだ集合時間まで20分以上ありますけど・・・

こんなに早く来たのに、みんなの所まで小走りで行く事になった

さて、全員揃ったので、チェックインカウンターにて、チェックイン

12名のうち、ボストンバッグは3名。その中でも旅慣れた折見の荷物の少なさはダントツ

預ける荷物の重さが、3.1kgと表示された時

「うちの子と同じ重さだ・・・」と河野がポツリ

河野家には食の細いプードルがいます

後は、飛行機が飛ぶのを待つばかりですから、しばしの間コーヒータイム

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その後、手荷物検査、出国手続きと進み、飛行機へと乗り込みます

旅慣れた折見の号令で、すべてがサッサッと進んで行く。この安心感、11月の台湾出張の時に欲しかった

飛行機に乗り込み、離陸してすぐに機内食が配られます

「シーフードパスタorビーフゴハーン?」と可愛い声の中国人乗務員が聞いてくる

ビーフゴハーンのゴハーンが「ご飯」なのかどうか疑問・・・何故そこだけ日本語?ライスくらいわかるけど・・・

聞き返す事も出来ないし、取りあえず、聞き取れたパスタを選択。

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勇気ある者は「ゴハーン」を選択。

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ご飯にパンが付いてくるのは何故?

そうこうしている間に、あっという間に台湾に到着

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ここからが、楽しい旅の始まりです 次回に続く・・・

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2011年2月 9日 (水)

旅にでます

私達、旅に出ます

斉藤謠子はじめ、キルトパーティのスタッフ10名は13日から旅に出ます

行先は台湾。

この間、行ったばっかりですけれど・・・・

とても楽しかったので、今度はみんなで行きましょう美味しい物でも食べましょうと年末の忘年会で盛り上がり、大勢で行くことになりましたなので、13日の日曜はもともと定休日ですが、14日(月)~15日(火)は、キルトパティは臨時休業となりますので、来店のお客様はもちろんの事、お問い合わせや発送などもできませんので、皆様、お気をつけ下さいね

さて、海外旅行といいましても、たった2泊。しかも台湾ですから、大した荷物は必要なさそうです。

でも、みんなの荷物が気になる

いったいどんな大きさのバッグを持って行くのだろう?みんながスポーツバッグくらいの大きさなのに、ひとりだけバカでかいトランクを持って行くのもおかしいガラガラうるさいし、「どんだけ買い物する気?」と思われるのもなぁ・・・

かといって、その逆も恥ずかしい貧乏くさいと思われないだろうか・・・

お昼休みにその話になったところ、折見の兄さんは「レスポのバッグで行くわよ」と言う

そうだよね、という話で、何名かはその大きさに落ち着いた。

ところが、数日後、船本にその話をしたら、「そうなんだよね、絶対トランクなんか要らないよ。数日分の着替えとちょっとした化粧品でしょ。バッグでいいんだけどさ、丁度良いのが無いんだよね。この為に買うのもなんかだし。紙袋って訳にもいかないしね。」

「か、紙袋?」

たかが2泊とはいえ、海外旅行ですってば

「紙袋ならまだいいわよ。あのキットを入れて運んだりしている、ビニール袋だったらどうする?」

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これですか?

時々、お家をレスしていらっしゃる感じのお爺さんとか、電車の中で読み終わった本を集めて売っていらっしゃるような方が持っているのを見かけますが・・・

13日の朝、船本のバッグに注目せずにはいられない

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2011年2月 7日 (月)

憎めない・・・

嬉しい事に、最近、小哲と栗太郎のお話が少ないとお客様からワンコ話のリクエストがございました

特にお出かけでもしない限り、これといった話題もないのですが、小哲と栗太郎の最近の様子をちょこっとご紹介します

栗太郎が我が家に来てから、もう1年と4か月最初は栗の事が大嫌いだった小哲も、最近はどうやら諦めがついたようです

ネズミみたいに小さな栗太郎がちょこちょこ動き回ると、怖くて怖くて、ヨダレが止まらなかった小哲ちょっと大きくなっても、うるさいし、キレるし、襲ってくるし、玩具も居場所も何もかも取り上げちゃうし、本当に嫌いイジけた小哲がずーっとゲージから出てこない日もありました

ところが、そんな二人の距離が少しずつ縮まってきて、最近では、仲良くくっついて寝ている日もあるのです

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問題児の栗太郎も、最近は随分お兄ちゃんになって、意味もなくキレて小哲に襲いかかる事もなくなったし、時には、鈍い小哲を気遣うようなそぶりも見せるお散歩中に、もう歩かないと駄々をこねる小哲の顔をツンツンして歩かせてくれる事もあるのです

ちょっと意地悪をする事もありますが、天性の天真爛漫男の栗太郎は、何の悪気もない。

「これ裕子ちゃんに持って行って」と、姑が小さく畳んだタオルなどを小哲に差し伸べるそうすると、小哲は動くまでにとてつもなく時間がかかる何度も小首を傾げながら、「これを裕子の所に運んだ場合、おやつはもらえんるんだろうか・・・。おやつと言えば、この間オマケにもらった馬の肺のジャーキーは超うまかったのに、栗太郎は気味悪がって食べなかったなぁ。裕子も気持ち悪いって捨てちゃったけど、もったいなかったよ。折角くれたんだから、食べれば良いのにね。しかし、今の場合、オヤツと言っても、この時間は期待が薄いぞ。みんな夕飯は済んでいるから、貰えるとしたら、ミカンかリンゴだな。僕的にはどっちかと言えばリンゴが好きなんだけれど、皮を剥くから面倒でダメかもしれないしな、どうすっかな・・・剥くかな、剥かないかな。あ、それでこのタオルはどうすれば良かったんだっけ?裕子の所だったけ?あー、腹減ったな・・・」

なーんて、後からもらえるかどうかもわからないオヤツについて妄想していると、別室で寝ていた栗太郎が、猛烈な勢いで走ってきて、横からタオルをくわえて、私の所にブン投げるようしして置いて行く動かない小哲にしびれをきらして、行動してしまうのです

そんな栗太郎も、基本的には小哲から離れらない寂しがり屋

小哲を抱くと、オレもオレもと、後から乗っかってきて、こうなります

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小哲に腕枕をしてあげると、オレもオレもとこうなります

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これでも、栗は十分幸せなのです

どんなに悪さをしても、何だか、いじらくして、憎めないヤツ・・・・

ドッグランなどで、小哲が他の犬に吠えられようものなら、いの一番に乗り込んで、さっと間に入ってくれる。

いじらしい・・・

ちょっとだけ、栗太郎を良いやつかも知れないと思い始めた小哲です

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2011年2月 5日 (土)

誰だ!?

東京ドームの続きの話

キルトパーティのブースは、毎年決まってA-36番。入口の近くです。

今年は、完全にデジタル放送に移行するためでしょうか、ブースの傍にNHKさんのブースがありまして、新しく始まる番組を放映しておりました。その中の時代劇で「うぉー」と雄叫びをあげながら、戦いに向かうシーンがあるのですが・・・

その度にどこかで喧嘩が始まったのかとハッとするのです百恵さんのキルトが見れなくて、発狂したオッサン同士が掴み合いの喧嘩になったのかと・・・この声に慣れるのに丸一日かかりました

さて、斉藤謠子の展示ブースは、北欧風のガーデンとなっておりまして、生徒の皆さんに頑張っていただいた、スウェーデンハウスやら、スタッフが頑張ったモビールなどが飾られまして、とても素敵な雰囲気になっておりました

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スウェーデンハウスには、斉藤謠子の愛犬、ライナス君までいるのです

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他にもワンコがおりますよ

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奥の ドアノブに下がっておりますのは、キルトジャパンに掲載されたホワイトツリーのバッグこれは私が夜な夜な葉っぱのアップリケをチクチクアップリケして作ったものですスッキリしたデザインと可愛い形で生徒さん達にもとても人気があります

そして、パッチワーク通信に掲載された雪だるまのタペストリー。こちらは、近日中に材料セットを販売する予定ですので、しばしお待ちを~

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夕方、お客様が大変少なくなった頃、私がこの展示会場の見張り番をしていた時の事、たいへんに恰幅の良い警備員さんが私に近づいてきたのです

そして

「あの~、あれは違いますよね?何かの間違いですよね?」と言う彼の指さす先にあったのは、テーブルの横にちょこんと置いてあるスチールの丸椅子。

この雰囲気にはとても似つかわしくない丸椅子が、ちゃんと木の椅子と向かい合って、テーブルを挟むように置いてあったのです

まるで、座って下さいと言わんばかりに・・・

誰だ

なぜわざわざロープを乗り越えて、展示ブースの中に入って、そこに置いて行ったのでしょう?椅子だから?

まったく不思議な人が世の中にはいるものです

そして、不思議と言えば・・・

一般の方には、スウェーデンハウスの中身は何が詰まっているのか、とても興味があるようで、見張り番をしていると、必ず聞かれますそして、「ちょっと触っていいですか?」と言って、返事をする間もなく、ポンポンと叩いたりするのです

日本人にとって、キルトはまだまだ美術品としての認識がないのです。

ひっくり返してキルトの裏を触って見たり、ヒドイ人はバッグを持ってみたりする

まだまだ手づくり作品でしかないのかなぁと思ってしまいます

そして、こちらが斉藤謠子の新作キルト

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気絶しそうな数の葉っぱです中嶋と私もボーダー部分の葉っぱのアップリケを手伝いましたけれど、先が見えず、間に合うのかととても心配でした

展示ギリギリまで頑張ってキルティングを入れましたが、まだまだ納得がいかない様子後でもっともっとキルティングをプラスするそうです。

このキルトをご覧になりたいかたは、是非年末のキルトパーティのキルト展にいらしてくださいねキルト大賞をとった五戸さんの作品も、一緒に飾る予定です  

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2011年2月 2日 (水)

イタリア人と青森県民

長かった東京ドームが終わり、ほんの束の間、ぼーっとした感じの時間が流れております

お正月に引いた風邪が完治せず、なんとなく変な体調のまま、何とかドームを乗り切りました

27日と28日は私も会場の担当でドームに行きました

5年前に股関節の大掛かりな手術をして以来、立ち仕事と荷物運び、しゃがむ事が困難な私は、国内の催事では何の役にも立たないので、これまでは、ずーっとお店番をしてきました

でも、ドームも楽しそうだし、5年も経ったのですから、接客くらいは大丈夫と引きうけたのです

が、しかし、持ち手などの在庫が無くなってきた時、ストックルームを見に行ったとて、この私にできる事など、ほとんどない重たい箱を持ちあげなくてはならないのですから、「あー、たぶんこの箱の下の箱に入ってるんだろうな・・・」 でも・・・

「無いみたい。たぶん、無さそう。追加しちゃえ。」とすぐ電話

そんな時、イタリアからお客様がキルトパーティのブースにお見えになったのです

こちらの方はイタリアで講習会などをする時に大変お世話になっているのです

二人とも、とってもお洒落

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腰の位置が高くて、とってもカッコイイブーツがとっても良く似合うのです

お二人は一日かけてドームを満喫されたようで、夕方、キルトパーティのブースにお買いもの袋をいっぱい持って、再度お見えになったのです

折見が「何を買ったの?」と買い物袋の中を覗き込み、袋の中から、和布で作った割烹着風のエプロンを引っ張りだしたのです黒い生地に漢字がいっぱい書いてある、和風中の和風のエプロン。

そのエプロンを折見がブロンドの彼女に当ててみる。

何とカッコイイ事でしょう似合うなんてもんじゃない、ものすごく素敵

一瞬、私も買っちゃおうかなって思ってしまうほど・・・

が、しかし、その直後、折見がそのエプロンを私に当て、そして、「青森っぽい」と一言

おいっ

私だって、ブーツを履いたら、イケてるかもしれないじゃん

そして、帰り道、折見と一緒に電車に乗った

足の悪い私を先に座らせてくれた折見。ここまでは優しかった

せめて荷物を持ってあげようかなーと「荷物持つよ」と言った所、「そんな短い脚にどうやって乗っけるのよ」という。

確かに私の太ももは、自分の荷物で5cmほどしか残っていなかったけれど、

乗せればいいじゃない、ちょっと乗っかっていればいいんでないの

絶対にブーツを履いて出勤してやる

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