栗のトレーニング
先日の日曜日、我が家の次男坊、栗太郎のトレーニングをしてきましたその様子をご報告
またまた犬の話で恐縮ですが、最近、「わんちゃんの話を楽しみにしています」というご意見を多々いただきまして、真面目にパッチワークの事を考えて、日々、どんなすごい技術を公開してくれるのかしらと期待している方には本当に申し訳ないのですが、お付き合いください
栗太郎の困った行動は、「林家の事件簿」というタイトルで以前にブログに書いた事がありました。2本のリードを一人ずつに分けると鳴いて大騒ぎする栗太郎を何とかしたいと、プロの方にお願いしてトレーニングをする事になったのです。
「トレーニングをお願いしたい」と言った時、「このケースでは、こてっちゃんとママさんも必要ですよ」というお返事。やっぱりそうか栗を預けて、のほほ~んとしてはいられない。本当に小哲は災難だけど、仕方ない、付きあってやろう
夕方からのトレーニングに備えて、栗が頑張れるようにと、愛情込めて栗太郎にTシャツを作ってあげました力がでるように、可愛いトラックのアイロンアップリケをぴったと貼ってあげます
お散歩の時間に合わせて、夕方4時にドッグトレーナーであり、いつもトリミングをして頂いているトリマーのワタナベさんが我が家にやってきてくれました。ピンポーンとチャイムがなったら、二人とも雄叫びをあげて喜び、「早く玄関をあけてくれー」とジタバタしておりますが、栗は小哲が喜んでいるから一緒になって喜んでいるけれど、実は何だか全然わかってない。バタバタ喜んでいるふりをしながらも「この人誰だっけ?」と目が泳いでおります
すぐに一頭ずつリードをつけて、近くの大きな公園に向かいましたが、やっぱり出だしから全然ダメ。栗はギャンギャン鳴きながら、前のめりになって小哲を必死に追いかけ始めます
私が小哲を連れて前を歩き、後ろからワタナベさんが栗を指導しながら付いてきます・・・と思ったら、栗を連れているのはなんと私の母「なんでこのトレーニングに婆さんは必要なかったはずだけど・・・」
栗が可愛くて仕方ない母は、あまりの心配からついてきてしまったのですそして、私がやるとばかりにワタナベさんからリードを奪い取り、栗を指導しておりますが、全然ダメリードをプロの手に戻して指導再開
栗が鳴いたり、前のめりになったら、「NO!」と言いながら、リードを強く引き、一旦停止させ、ゆっくり歩く事ができそうならリードを弛めて歩き出すあんまり鳴いたらお座りをさせ、背中をゆっくり撫でる。これを繰り返しながら公園まで進みます。栗にだけに地震が来ているのかと思うほどガタガタ震えていて、ちょっと可哀想に思いますが、教えてあげない方がもっと可哀想。このままでは、いつか散歩中に事故に遭います。頑張れ、栗
栗がヒーヒー鳴きながら、でも怒られるのでソロリソロリと歩く姿はなんだかちょっと笑えるのですが、栗は必死に頑張っているようなので、「栗、ちゃんと出来てるよ」と声をかけながら進みました
公園の中に野球場があって、そこはいつもワンコ仲間が集まる場所なのですが、夕方のお散歩の時間という事もあり、たくさんのワンコが集まっておりました。その中で本格的なトレーニングを開始します。
ところが、いつも栗を可愛がって下さる方たちが、あまりの事に「栗ちゃん、どうしたの?」と飛んできて、栗を抱きしめちゃったりするのですそうなると、栗は助けを求めて大絶叫「俺は虐待されてますぅ助けてください、レナちゃんのパパー次郎のママーーーそっちにいるのはプーちゃんのママじゃありませんか俺を助けてくれー」と緊張の糸が切れ、やりたい放題でございます
頑張れるうようにとTシャツを作りましたが、どちらかといえば「トレーニング中につき、抱きしめないでください」という看板が必要だった・・・。
私が栗を股の間に座らせてしゃがみ、ワタナベさんが小哲のリードを持って、私の周りをクルクル歩きます最初は遠くから始めて、だんだん輪を小さくして近づいてくるのですが、小哲の後を追わず、じっとしていないといけません。これも全然ダメ。側に行きたいと必死にヒーヒ鳴き続けるのです一緒に暮らしているのに、なんだろうこのシチュエーション・・情けない
極寒のグランドで二時間の特訓後、家まで同じように訓練しながら帰りますが、先を行く小哲があまりの栗の鳴き声に不安になり、可哀想だと地べたに這いつくばって待ってくれます。小哲って、本当に優しいそれなのに、庭に出て遊べば、俺より早く走ったのが悪いとか、ぼーっとしているのが気にくわないとかいう理由で、わざとぶつかったり、時にはTシャツに噛みついて穴を開けたりするのです
後ろから「その子はどうしたのですか?どこか痛いんじゃないのかしら?」と優しいお婆ちゃまが声をかけてきたら、またもや大絶叫「お兄ちゃんと一緒に行きたいと鳴いてるんです」というと「どうして一緒に行ったらいけないの?こんなに鳴いてるのに、可哀想。私、この声を聞いているのが耐えられないから、向こうから帰ります。」なんて一般人にもご迷惑をおかけしながら、家まで帰ってきました
ここでトレーニングを終えてしまったら、すぐに忘れてしまうので、自分たちでもトレーニングを続けることになりました次の日から母に手伝ってもらい、朝の散歩から始めたのですが、まだまだダメ。今は、家を出る時間を少しずらし、公園で待ち合わせるのですが、先に公園にいる小哲は、遠くから聞こえる栗の鳴き声で心配になるらしく、やっと栗の姿が見えると、「はあーーーん」と変な鳴き声をあげて、栗を迎えに来るのですまさに、兄弟愛
公園でまた別れようとしたら、「絶対にイヤだ」とわけのわからなくなった栗太郎が、母のお尻にカプっと噛みついて、痛がる母には悪いけれど、私は大爆笑です
家に帰って、「アニキ、俺、全然できなかった」「ちょっとは頑張れよ・・・」と言っているような写真が撮れました
家の中にいれば、小哲の真似ばかりしているんだから、散歩も真似してほしいのですがまだまだ無理そうです
でも、私は諦めずに頑張ります
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