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2010年4月23日 (金)

衝撃

この春、私の主人の転勤がきまりました

もう7年も単身赴任をしている夫ですが、やっと実家から通える距離に移動になりましたので、先週の日曜日、3年間住んでいた横浜のアパートの引っ越しをしました

私の夫は、とても優しくて穏やかな人ですが、とにかく片付けが苦手です

夫と初めて会ったのは、私が学生の頃。実習行った病院で夫は働いておりました。手先がとても器用な人で、プレパラートを綺麗に作り、白衣を着て顕微鏡をのぞく姿はとても清潔そうに見えました

が、しかーし!本性は恐ろしいほど片付けが苦手

よくテレビで「片付けられない人」の特集をやっておりますが、独身の頃の主人はそれとほとんど変わらないような部屋で暮らしておりました布団の下から、割りばしがささったままの鍋が出てきた事がありますなので、ひとりで暮らしていた部屋を見るのは本当に怖い何か出てくるか、ドキドキものです夫が横浜に転勤になった時は、週末ごとに私が横浜に出かけ、掃除をしておりましたが、愛犬の小哲が来てからは、小哲見たさに主人が帰って来てくれる(いえいえ、帰って来てしまう)ので、一度も行っていなかったのです。

「雨戸を閉めっぱなしにしてたら、鳩がベランダに巣を作っちゃってさー、ホロッーホー、ホロッーホーってうるさいんだよ。」とか「お風呂場のカビが黒から赤になった。」とか言うので、どんどん足が遠のいておりました。

小哲が来てから、はや2年半。今はどうなっているのか想像するのも怖い・・・・。

ですが、夫は学んでおりました。

「そーっと暮らす」という事を。物を使えば場所が動く、動くと戻せないから床に置く。これを繰り返すとゴミ屋敷になると学んだのです。なので、夫は物を使わず、動かさず、そーっと暮らしてきたとの事。おかげでホコリはたまりにたまっておりましたが、私が想像していた恐ろしい部屋ではなく、それなりの男の部屋を保っておりました

ですが、インスタントコーヒーを開封したまま2年放置すると、コーヒーは紫色になる事を知り、紅茶は何年経っても不変な事を知りました

そして、山ほどの衣類をこの際、整理しよう事になり、洗ったのかどうかわからない衣類を仕分けしておりましたら、私の目に信じられない物が飛び込んで参りました

2010042201 

単なる半ズボン(死語ですか?バミューダパンツとかいうのかしら?)ではございませんウエストの所にご注目下さいベルト代りに通してあるものは、なんと「荷造りロープ」です

私の最愛の夫は、私の目の届かない所で、荷造りロープを腰に巻いて生活しておりました

一応は、「何?これ?」と聞いてみましたが「だって、大きかったんだもん」とフツーの答えが返ってきました。

どうか、誰も訪ねて来なかった事を祈りたいです

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